HP Designjet L26100 HP Designjet L26500 / L26100 printer series - Maintenance - Page 155
カラー キャリブレーション, カラー プロファイル
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RIP RIP 1 2. HP 3 PVC 1 2 3 4 5. RIP 6 素材設定 JAWW 53
カラー キャリブレーション
カラーキャリブレーションを行う目的は、特定のプリントヘッド、インク、および使用する素材に合
わせて、また特定の環境条件に応じて、色調を統一することです。 カラーキャリブレーションを行
うと、さまざまな状況で、プリンタから同じ内容の印刷物を出力することができます。
カラー キャリブレーションは、
RIP
ソフトウェアから実行できます。 詳細は、
RIP
のマニュアルを参
照してください。
処理は主に次の手順で構成されます。
1
.
キャリブレーション テスト チャートが印刷されます。
2
.
HP
内蔵分光測光器でテスト チャートのスキャンと測定が行われます
(
必要に応じて、別の分光
測光器を使用できます
)
。
3
.
その素材で再現性のあるカラー印刷を行うため、計測結果を基に必要な修正要素が算出されま
す。
以下の素材の種類には、内蔵分光測光器によるカラー キャリブレーションはお勧めしません。 外部
のカラー計測デバイスを使用すると、こうした素材の一部をキャリブレートできる場合があります。
●
透明な素材
(
クリア フィルム、バックリット素材、一部のテクスタイルなど
)
。
●
表面が平らでない素材
(
有孔ビニール、穴あき素材など
)
。
●
乾燥および硬化により変形する素材
(
ペーパー ベースの素材
)
。
●
非常に弾力性のある素材
(
裏地のない一部のテクスタイルなど
)
。
カラー キャリブレーションに適した素材には、表面が平らな粘着ビニール
(
有孔でも穴あきでもな
い
)
、
PVC
バナー、不透明で硬い一部のテクスタイルなどがあります。
一部のテクスタイルには、正しく印刷するための巻き取りリールが必要です。 ただし、巻き取りリ
ールでは、カラー キャリブレーションの印刷フェーズとスキャン フェーズの間の素材の後退に対応
できない場合があります。 この問題を回避するには、次のように進めます。
1
.
巻き取りリールが有効になっていることを確認します。
2
.
管状の芯が最も低い位置に達するまで素材を送ります。
3
.
巻き取りリール モーターのボタンを使用して巻き取りリールを手動で巻戻し、素材をまとめ
て、素材が巻き取りリール スピンドルにほぼ触れるまで管状の芯を持ち上げます。
4
.
巻き取りリールの巻き方向を中立に設定します。
5
.
RIP
からカラー キャリブレーションを実行します。
6
.
カラー キャリブレーションが終了したら、巻き取りリールを再度有効にすることができます。
カラー プロファイル
カラーキャリブレーションによって色調を統一することができますが、統一されているからといって
カラー精度が高いとは限りません。 たとえば、お使いのプリンタがどの色も黒で印刷してしまう場
合、色調は統一されていても正確な色ではありません。
正確な色で印刷するためには、ファイル内でカラー値を変換し、使用するプリンタ、インクおよび素
材で適切な色が印刷できるように調整する必要があります。 カラー プロファイルには、これらのカ
JAWW
カラー キャリブレーション
53
素材設定